お金のことで不安になる瞬間は、これまで何度もあった。
夫も私も転職したとき。
残業カットで、毎月5〜6万円あった残業代が突然ゼロになったとき。
自営業の私は、今まで順調だった仕事の流れが止まって、(扶養ははずれて働いていた)
理由もはっきりしないまま、気づいたら涙が出ていたこともある。
このシーズンになると、ボーナスの記事をよく目にする
少しでもボーナスがある家はいいなと思うこともある。
うちはボーナスがある家じゃない。
夫婦ふたりの収入を合わせても、大きいとは言えない。
「このまま、ちゃんと生活していけるのかな」
「老後に向けて、貯金はできるのかな」
そんな不安が、ふとした瞬間に一気に押し寄せてくる。
3年くらい前の自分も、今と少し似ていた気がする。
収入が増えれば気持ちも上がるけれど、
それがずっと続くわけじゃない。
コロナ、残業カット、数回の転職。
何があっても、収入は波打つ。
ただ、15年以上前と比べると変わったこともある。
帰りが早くなり休みがしっかりとれるようになった。
収入は少ないけれど、時間と気持ちの余裕は少し増えた。
それに、収入が少ない中でも暮らせるように、
生活そのものを調整できる力は身についてきたと思う。
ただどちらかの収入が下がると、やっぱり怖くなる。
将来のことを考えると、不安がゼロになることはない。
たぶん、この不安はこれからも完全には消えない。
そんな風に、あがったり下がったりが人生なのかもしれない。
でも、こうして言葉にしておくことで、
未来の自分が立ち止まったとき、
「それでも、ここまでなんとか暮らしてきた」
と思い出せたらいいなと思う。
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