子どもがいない夫婦として生きていると、
たまに飛んでくる「純粋ゆえに鋭い質問」があります。
「老後はどうするの?」
「将来、誰が面倒を見てくれるの?」
悪気がないのは分かっていても、そう言われるたびに、
以前の私は「そうだよね、どうしよう……」と、
胸の奥が少しキュッとなっていました。
私は決して、メンタルが強いタイプではありません。
外で働くのが少し苦手で、
なんとか家で仕事を始めて、気づけば10年。
キラキラしたキャリアがあるわけでも、
すごい才能があるわけでもない。
ただ、一日一日を必死に繋いで、
なんとか今日までやってきただけ。
そんな「強くない私」が、
将来への不安と少しずつ折り合いをつけるためにやっていることは、
実はとても地味なことばかりです。
「子どもがいてもいなくても、不安なものは不安」と開き直る
まず、大前提として「子どもがいれば老後は安心」なんていう保証は、
今の時代どこにもありません。将来のことは、誰にも分からない。
そう気づいてから、私は「子なしだから不安」
という思考のループから抜け出せました。
私たちがやるべきことは、答えのない問いに怯えることではなく、
「今、自分たちの手でできること」を
淡々と積み上げることだけだと思っています。
土台は「身の丈に合った生活費」を知ること
まず取り組んだのは、老後のための大金を用意することではなく、
「今の生活費を整えること」でした。
贅沢な暮らしを追い求めるのではなく、
自分たちが「これくらいあれば、穏やかに笑って暮らせる」
というサイズを知る。
収入に合わせて家計を整え、無理のない範囲で暮らす。
この「暮らしの筋肉」を鍛えておくことが、
どんな貯金よりも大切な老後対策になると信じています。
投資は「お守り」程度に、コツコツと
老後資金についても、私たちは背伸びをしません。
積み立てNISAで、夫婦それぞれ月1万円ずつ。
以前は「もっとガツガツ増やさなきゃ」と焦ったこともありましたが、
無理をして今の生活がギスギスしたら本末転倒です。
「少額でも、10年後の自分たちへのプレゼントになればいい」
そんな軽い気持ちで続けています。
でも、この「コツコツ」が、意外と大きな安心感を生んでくれています。
夫婦で「将来のこと」を、ポツポツと話しておく
もう一つ大切にしているのが、夫婦での「作戦会議」です。
「どっちかが倒れたらどうする?」
「施設に入るならどこがいい?」
暗い話になりがちですが、私たちはあえて
「もしそうなったら、こうしようか」と、
具体的に、ときにはお茶を飲みながら話すようにしています。
すべての答えは出なくても、
「二人で考えている」という事実だけで、
漠然とした不安の正体が見えてきて、
気持ちが少し楽になります。
私たちが描く「ほどよくゆるい」老後
私たちが想像している老後は、豪華な暮らしではありません。
「今のこの、静かな暮らしが、少しゆっくり続いていく」
そんなイメージです。
近所を散歩して、家でゆっくり過ごして。
そんな時間を二人で穏やかに過ごせたら、
それで十分「成功した人生」なんじゃないかな、
と思っています。
まとめ|「早くから考えられる」のは、子なし夫婦の特権
「老後の準備」と聞くと身構えてしまいますが、
子どもがいない私たちは、
その分、早くから自分たちの人生に集中して準備を始めることができます。
不安がゼロになることはありません。
でも、
• 暮らしを整える
• 少額でも備える
• 二人で話し合う
この3つを続けている今の私たちは、
以前よりずっと、前を向いて歩けています。
将来の不安のために、今の笑顔を消さないように。
私たちは、今日も「今」を大切にしながら、
小さく準備を続けていきます。
私たちが「お金の正体」を知るきっかけになった本。
・本当の自由を手に入れる お金の大学
「老後が不安=お金が足りない」という思い込みを、
論理的に解きほぐしてくれた一冊です。
家計の守り方を学べるので、不安で夜も眠れない方にこそ、ぜひ手に取ってほしい教科書です。
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