将来のことが不安で、夜に考えすぎてしまった朝。
目は覚めているのに、体が重くて、なかなか動けない。
特に、起きてから家事を始めるまでの時間は、からだがなまりのように重かった。
「また一日が始まってしまう」
そんな気持ちが、胸の奥にどんと残ったまま朝を迎えることもあった。
だから私は、朝に気持ちを立て直そうとしなかった。
前向きになろうともしなかった。
ただ、何も考えずに体を動かすことだけに集中した。
まず顔を洗う。
冷たい水で、ぼんやりした頭を一度リセットする。
それだけで十分。
次にカーテンを開ける。
外の光、風、遠くの音をそのまま感じる。
「今日が始まった」と、体にだけ伝えるような感覚。
そして、大きく深呼吸をひとつして温かい飲み物を飲む。
気持ちを切り替えるためというより、
今ここにいる自分を確かめるために。
朝は、考えない。 将来のことも、昨日の不安も、今日は置いておく。 ただ、決まったルーティンを淡々とこなす。
立派な習慣じゃなくていい。 続けようとしなくてもいい。 小さなことで十分。 将来の不安は、朝になっても消えない。
でも、顔を洗って、光を浴びて、呼吸をする。 それだけで、「今日一日を生きられそうだ」と思える朝もあった。
不安をなくすことより、 今日一日を越えること。 それでいい。
夜に考えすぎてしまう自分も、 朝に重たくなる自分も、 どちらも責めなくていいと思う。
今日一日を生きられればそれで十分
それを積み重ねて 今につながっている。
▶︎「将来が不安な夜に、考えすぎないために私が大切にしていること
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