将来のことを考えると、
理由もはっきりしないのに、胸の奥がざわざわする時期がありました。
夜、静かになると不安が大きくなって、
「このままで大丈夫なんだろうか」
そんなことばかり考えていました。
無駄遣いしているわけでもなく、
ちゃんと貯めようとしていたのに、
なぜか安心できなかった。
通帳の数字が少し増えても、
心は全然ついてこない。
「もっと貯めなきゃ」
「まだ足りない」
そんな気持ちばかりが先に立っていました。
今振り返ると、
あの頃の私は、お金が欲しかったわけじゃなくて、
ただ安心したかっただけだったんだと思います。
長い不妊治療を経て、
今は夫婦ふたりの暮らしになりました。
思い描いていた将来とは違う形になったこと
不妊治療中にみるみる貯金が減ったことで
「この先どうなるんだろう」という不安と恐怖が、
お金のことと強く結びついていた気がします。
減ったら怖い。
使ったら後悔する。
そんな考え方に、いつの間にか縛られていました。
でも少しずつ、
お金の使い方を見直していく中で、
先に変わったのは気持ちのほうでした。
不安を押さえ込むために貯めるのではなく、
今の暮らしがちゃんと回っていると感じられる使い方。
それだけで、
心の張りつめ方が、少しずつ緩んでいきました。
▶︎ 予定がない日が不安だった私が、何もしない休日を好きになった理由
今でも、将来がまったく不安じゃないわけではありません。
でも、
不安に追い立てられていた頃の私と、
今のお金との距離感は、はっきり違います。
・数字だけを見て安心しようとしなくなったこと。
・暮らしと気持ちを一緒に見られるようになったこと。
それだけで、
お金は「怖いもの」から、
そっと隣にある存在に変わりました。
📕 『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』ビル・パーキンス
(「貯めなきゃ不安」という思考から、少し距離を置けた一冊)
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