卵巣嚢腫手術体験記録 手術当日 後編。
夫が見えなくなったあと
いよいよ手術だと
緊張が高まった。
ドアが開くと
そこにはたくさんのタンカーが並んでいて
そのうちの一つが
前に出され、
登りやすいように、階段がセットされていた。
自分で、ベッドの上に上がって下さいと言われ
手術時用の帽子をかぶり、
ベッドの上に仰向けで寝っ転がる。
緊張、不安、恐怖で涙が出てきた。
今思えば、この時が一番の緊張だった。
すると、そのまま看護師さん3人に囲まれ
ベッドを押されて長い通路を移動した。
ずっと天井を見ているので、
どこをどう移動しているのかは全くわからない。
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気が付けば
天井には
テレビで見るような大きなライトと何かの機械
周りには、麻酔科の先生や
手術担当の先生がいて
ドアが閉じられるとそこは手術室だった。
手術室に着くと、
寝たままパジャマを脱がされ(上に何かかかっていました)
手術着に着替えさせれる。
色々な機械が装着されるが、
この時に特に痛みはなかった。
麻酔科の先生
手術担当の先生から挨拶がある。
手術室についてから、
実際に麻酔をかけられるまでの流れが
とっても早くて
あれよあれよという間に
mamuさーん。
今から酸素ガスを流しますね
このあと点滴から麻酔をいれていきますよー!
と言われた。
もうここまでくれば本当に、まな板の鯉。
うなずいて、
点滴から麻酔を入れられるのを待った。
酸素ガスの段階で
かなり頭が朦朧として
まだ、麻酔は入れてないですからねー!
という声は聞こえたがそのまま意識がなくなった。
・・・
目覚めた時は手術室?
頭が朦朧としていてどこにいるかはっきりわからなかった。
mamuさん大丈夫ですかー?
手術終わりましたよー!
意識が戻った時には
手術が終わっていた。
目覚めた時
吐き気とお腹の痛みがあった。
でも、今思うと
そこまでの痛みと吐き気ではなかったような気がする。
卵管と卵巣を取ったのだ!
という意識が、自分の中でもっとひどい痛みをイメージしていて
その痛みを感じているように錯覚をしていた気がする。
呼吸器を入れていた影響で
咳がでて、
お腹が痛むから咳はしたくないのに
咳が出るのがつらかった。
(呼吸器を取ったタイミングは全然わかりませんでした!)
咳が出るー
お腹痛いー
というと、
大丈夫ですね!
このまま病室に運びます!
と言われ、部屋に運ばれる。
途中で、夫が待っていて、
声をかけてくれた。
でも、頭が朦朧としていて
しっかり目を開けることが出来ない。
夫に
「無事に手術終わったから安心して!」
と言われて
本当に安心した。
コロナ禍の為、夫と会えたのはその一瞬で
そのまま
病室に運ばれた。
そこから長い長い夜が始まった。。。。。
続く
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